唐津自然薯(じねんじょ)の紹介

唐津の自然薯は、昔、藩主への年貢として収められるほど特別なものでした。それは、唐津の山々がおいしい自然薯が採れる赤土の山で、なおかつ綺麗な温泉が湧く山だったからです。赤土の自然薯は美白、美肌で粘り強いのが特徴です。


唐津くんちでは、自然薯のように粘り強く、長生きできるように自然薯を3日目に食べる「三日とろろ」という風習もあり、唐津の秋の味覚として古くから愛されてきました。

400年前、江戸時代の古い文献「松浦拾風土記」にも鏡山周辺の薯蕷(自然薯)が殿様への献上品として収められていたことが記載されております。

夏目漱石





また、明治38年には、夏目漱石の「我輩は猫である」にも登場し、唐津の友人から頂いた高価な自然薯を泥棒に盗まれてしまうと言うエピソードもあります。その頃から自然薯は知る人ぞ知る、美味しくて貴重な食材だったようです。

唐津の自然薯がなぜ登場するのか疑問じゃありませんか?

☆唐津自然薯と吾が輩は猫である』☆


僕が調べた情報によると唐津の炭坑王 高取邸と縁が有ることがわかってきました。
猫の登場人物 唐津の住人多々良三平と言う方は実在の人物がモデルで、漱石の親友
股野義郎さん(三井三池炭坑の重役を務めた方)のようです。
三池炭坑の石炭を輸出するには、有明海に特別輸出港を持っていた炭坑王 高取伊好に会う必要がありました。
当時、高取邸では大規模な炭坑経営を成功させるためお客様の接待を自宅で行い、接待料理を妻の志那さん(料理の天才、宗偏流の先生)が采配をふるいもてなしていたそうです。

股野義郎は商談のため高取邸を訪れた際に 接待料理で唐津自然薯を食べ、美味しくて胃に優しい自然薯に感激し、胃弱だった漱石へ唐津自然薯を持って帰ったのでは、という話があります。
また、漱石の実家は早稲田大学のすぐそばにあります。唐津に早稲田大学の小中一貫校ができたのも何かの縁では?
歴史の中に埋もれてしまった唐津の炭坑の歴史と唐津自然薯を唐津ブランドとしてもう一度全国へ発信できればと思っております!!!


ささき農園の自然薯

ささき農園の自然薯は、化学肥料・化学農薬を一切使用せず育てておりますので、雑味がなく自然薯本来の味がします。
唐津の清涼な温泉が湧く、山の風味をどうそご賞味ください。

ページの先頭へ